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共感していただくこと

マーケティングや広告において、「インサイト」という言葉をよく目にします。
インサイトとは、ブランディングやマーケティングにおいて消費活動を促す、
消費者の深層心理に存在している”購買意欲の核心”です。

何やら難しい雰囲気なので、実例と合わせてご紹介したいと思います。

ドッグフードメーカーのペティグリーが、
消費者のインサイトに着目したプリント広告をチリで実施しました。
以下URLより記事に遷移できます。

http://adgang.jp/2016/06/125089.html

ワンちゃんを飼われている方なら、思わずキュンとくるような広告です。
愛犬が待つ家に帰りたくなってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

飼い主が、宇宙や漂流から帰還した様子を表現しています。
帰還した飼い主を迎える”犬の喜び度”を例えて表現することで、
「あなたが飼っているワンちゃんは、誰よりもあなたの帰りを待っていますよ」
というメッセージをより強く伝え、
愛犬との関係性を改めて意識させるビジュアルになっています。
喜ぶ顔が見たくて、思わずペティグリーの製品を買って帰ってしまいそうです。

犬を飼っている方が共感できるインサイトを探し出し、効果的に発信している事例でした。

商品やサービスをいろんな人に知っていただき、
購入していただくのが一番良いことですが、人の思考は十人十色です。
思うこと、感じることはみなさんそれぞれ違います。

対象の数が多くなればなるほど、フックはどんどん丸く小さくなり、

大勢の人の心に引っかかる「共感」を生み出すことが難しくなります。

どういう方に買ってもらいたいのか、知ってもらいたいのかを明確にし、
ターゲットとなる方にどうすれば共感していただけるのかを探ることこそが、
モノやサービスを発信していく上で、重要なことなのだと思います。

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