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大雪と販路ポートフォリオ

弊社がある福井県では、今月記録的な豪雪に見舞われました。
臨時休業に追い込まれ、出社しても雪かき、雪かき、雪かき・・・。
本当に大変な日々でした。

このたびの大雪は、BCP(事業継承計画)の見直し、
福井県の車依存型の生活をどのようにリスク低減をしていくべきなのかを考えさせる機会だと感じています。

繁盛していた江戸の呉服屋は、火事になった際に商品の呉服ではなく、顧客名簿(大福帳)を持って逃げたと言います。
「商売は名簿で始まり、名簿で終わる」と伝えられてきました。

今回は、火事ではありませんが、雪の影響でヒトとモノの流れが止まりました。
物的なリアルなサービスが途絶えたとき、顧客名簿を対象にオンラインコンテンツなど無形サービスを、社員が在宅で運用する売上の上げ方を一部に含んでいくことも大切に感じています。
震災のときも今回の大雪のときも「情報の流れ」は途絶えなかったわけですから。

  • web通販をして、顧客基盤を各地に分散させる
    (在宅でwebサイトやYouTubeでコンテンツマーケティングを行う)
  • ある程度ファブレスにして、発送拠点を各地に分散する

などは、ひとつの手だなと考えています。

通販業界向けのDMやインフォマーシャル等の広告制作で日本を代表する会社を訪問した際に
ダイレクトマーケティングをフル活用している通販業界で今脅威になっていることを聞くと、
「政府の指針」、具体的には広告表現ルールだと言います。

機能性表示のルールが変わって、売上をドカンと落とす通販会社は多いとよく聞きます。

そして最近話題になっているルール変更は、
定期購買に引き上げを条件にしている初回お試し購買は、
お試し価格の表示だけでなく、総額表示をしなければならなくなりました。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/documents/170220-0301.pdf

これにより広告表現にお得感が薄れ、ドカンと売上を落とす会社も出てきて
いるようです。

通販の世界は広告文が営業マンなので、webやインフォマーシャルで
大雪中も営業してくれる一方で、大きなリスク要員はどこにも潜んでいる
ものですね。リアルもバーチャルもそれぞれの対策が緊要です。

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